芥川賞だけじゃない!名作に出会うためにチェックしておきたい小説賞!

      2019/07/22

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小説の賞といえば何が思い浮かびますか?

「芥川賞!」と答える方が多いと思います。

 

確かに、芥川賞は話題性も強く

メディアが取り上げるので、

「凄い賞」

と思われがちなのですが

(実際凄いんですけれども)

芥川賞とほぼ同レベルの賞もあったり、

それよりも上の賞があったりするんです!

 

 

そしてその候補作も受賞作も面白いので、

チェックすればお気に入りの作品に

出会えるかもしれません!

 

今回は、そんなプロの作家が取る小説賞について

ご紹介いたします!

 

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チェックしておきたい小説賞その① 三島由紀夫賞

 

 

通称「三島賞」

これは純文学の新人賞です。

といっても候補になるのはプロばかり。

この点は、芥川賞と共通しています。

 

まず、芥川賞と三島賞の共通点について

説明いたします。

 

①純文学であること

②新人であること(例外あり)

 

ですね。細かな規定はさすがに関係者でないのでわかりませんが、

外から見ている限りはこんな感じです。

 

ここで、「ん?」と思われた方、鋭いです!

 

芥川賞は新人賞なんです!

例外は多数あり、「この作家は新人なのか?」といった

議論もなされますが、基本的には新人賞です。

 

おもしろい作品や名作が多数出ていますが、

芥川賞も三島賞も「新人の純文学の賞」という点では一緒です。

 

 

では、芥川賞と三島賞がどう違うのか?

 

・芥川賞の主催は文芸春秋

・三島賞の主催は新潮社

 

簡単に言うと、主催する出版社が違うんですね。

 

だからといって身内びいきはどちらもしません。

じゃあ、三島賞が芥川賞と決定的に違う所は?

となると思います。

 

 

それは

 

・どちらかと言うと渋い作品が候補になる

 

でしょう。

話題性のある芥川賞が主演男優賞だとすると、

いぶし銀な三島賞は助演男優賞という感じです。

 

 

マイナーながら力作・名作が多く受賞しています。

例えば

 

・中原昌也さん『あらゆる場所に花束が……』

・佐藤友哉さん『1000の小説とバックベアード』

・本谷有希子『自分を好きになる方法』

 

などです。

 

もちろん、三島賞の候補になった人が

かつて芥川賞の候補になるということもあります。

名脇役が好きな方はチェックしてみてはいかがでしょうか!

 

 

 

チェックしておきたい小説賞その② 直木三十五賞

 

 

通称「直木賞」

芥川賞と同じ文芸春秋の賞で

同時に選考されるエンターテイメントの賞ですが

ちょっと芥川賞に話題を奪われがちな賞。

 

ですがこちらは

 

・新人~中堅の賞

 

です。

なので、単純に受賞作は芥川賞よりも

経験のあるプロ作家が取ることが多いです。

事実、デビュー作で受賞した例はほぼありません。

 

 

実はここからベストセラーは多数出ています。

「芥川賞の本を読んだけど、うーん」という人は、

直木賞の候補作や受賞作を読まれることをオススメします。

 

 

受賞作としては、

 

・野坂昭如さん「アメリカひじき」「火垂るの墓」

・宮部みゆきさん『理由』

・朝井リョウさん『何者』

 

など、映画化された作品や大御所になった作家さんも多いですね。

 

エンターテイメントの賞として、直木賞は人気が高いです。

ベストセラーを読みたい方にはオススメの賞ですね!

 

 

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チェックしておきたい小説賞その③ 山本周五郎賞

 

 

こちらはフルネームで「山本周五郎賞」と呼ばれることが多いです。

「山周賞」と呼ぶ人もいるそうですが。

 

三島賞と同じ新潮社が、三島賞と同じ時期に選ぶ、

新人~中堅のエンターテイメント賞です。

 

もうおわかりかと思いますが、

いぶし銀な作品が多いです。

 

ですが、三島賞よりも、ベストセラーになる傾向は強いです。

さすがエンターテイメント。強い!

 

受賞作の一例は、

 

・宮部みゆきさん『火車』

・帚木蓬生さん『閉鎖病棟』

・窪美澄さん『ふがいない僕は空を見た』

 

など。

ここで「あれ?」と思われた方、鋭すぎます。

「宮部みゆきさん、直木賞も取ってない?」

 

そうなんです!

1993年に山本周五郎賞を、

1999年に直木賞と日本冒険小説協会大賞国内部門大賞を受賞しております!

どちらもちゃんと評価をし合う文学賞なので、

エンタメ好きは両方チェックしちゃうんですよ!

 

 

未来の大御所が現れる傾向の多いこの賞

チェックしておきたいですね!

 

 

チェックしておきたい小説賞その④ 谷崎潤一郎賞

 

 

ここからはベテランの賞です。

「時代を代表する優れた小説・戯曲」に

与えられる賞ですが、

どちらかというと純文学的な作品の受賞が目立ちます。

 

 

「谷崎賞にハズレなし」

と言われるくらい、面白い作品ばかりが受賞しております。

レベルが非常に高く、芥川賞や直木賞を新人の頃に受賞しなかった作家も

こちらで評価され、不動の地位を得ることが多いのです。

 

ノーベル文学賞受賞者や候補者が受賞しているのも特徴です。

 

 

さて、そんな谷崎賞の受賞作の一例は、

 

・大江健三郎さん『万延元年のフットボール』

・村上春樹さん『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』

・筒井康隆さん『夢の木坂分岐点』

 

など、そうそうたるメンツですね。

「好きな作家だけど読んでなかった!」

という人にもオススメなので、ぜひチェックしてくださいね!

 

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チェックしておきたい小説賞その⑤ 読売文学賞

 

 

こちらもベテランの賞です。

ここは小説だけではなく、劇曲など6部門がある大きな賞です。

「前年の最も優れた作品を選んで」いるだけあって、

谷崎賞と並んで大きな賞です。

こちらもハズレなし!

 

どちらかというとエンタメの作品が多い傾向もありますが、

純文学も受賞しております。

谷崎賞と同じように、レベルが非常に高いのも特徴。

 

受賞作の一例としては、

 

・大岡昇平さん『野火』

・筒井康隆さん『わたしのグランパ』

・平野啓一郎さん『ある男』

 

など、これもそうそうたるメンツです!

 

そして、筒井康隆先生のように、

谷崎賞を受賞し、読売文学賞も受賞する

というケースもございます。

実力派に与えられる賞の一つであることが、

おわかりいただけたと思います。

 

ぜひ、書店などで「読売文学賞受賞」の帯を見たりしたら、

手に取ってみてはいかがでしょうか。

 

 

まとめ

 

 

いかがだったでしょうか。

他にも吉川英治文学賞や星雲賞など、

もっとご紹介した衣装もあったのですが、

今回はこの辺で!

ではまた!



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