これはオススメ!東野圭吾のミステリー小説『秘密』

      2019/06/30

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ミステリー小説の魔力

 

ミステリー小説は、他のジャンルを読まない人でも、

「ミステリーは好き!」

と言う人が多い、人気のジャンルですね。

 

大学に「ミステリー研究会」があるところもあり、

そこから著名な作家さんもよくデビューしております。

 

 

ミステリー小説には一種の魔力があると思います。

読みだせば終わるまで他の事をしたくない、とか、

 

没入してしまう・一気読みしてしまう感覚は、

他のジャンルよりも強い磁力があるように思います。

 

その磁力が怖いから、あえてあまり手に取らないように

しちゃうくらいです(笑)

 

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あまりミステリー小説を手に取らない私にも、

このジャンルのおもしろさはよくわかります。

 

裏を返せば、おもしろくなくなってしまうミステリー小説の理由も、

なんとなくですがわかります。

 

 

ミステリー小説の醍醐味と言えば、やはり、

作者と読者の知恵比べ

じゃないでしょうか?

 

ミステリー作家はさりげなく伏線を張り、

様々な事件があって読者を混乱させ、ミスリードを誘い、

最終的に謎解き篇ですべてが明らかになり、

 

読者は、

「そういうことか!」

「やられた!」

 

となるのです。

ここがミステリー小説を読む上での快感に繋がると思います。

 

 

ところが、トリックがわかってしまったり、

描写が浅かったりすると、

 

「なーんだ」

 

で終わってしまいがちな、とても難しいジャンルだと思います。

 

 

そんななか、ミステリーを書き続けるミステリー作家さんは、

他のジャンルとは違い、常にネタを考えないといけません。

 

まるでラッパーがライム(押韻)を絶えず考えているような、

脳にとってとてつもない刺激を与え続けているのではないでしょうか。

 

そうして形になった小説を読めるのは、

ある意味贅沢かもしれませんね。

 

 

さて、ミステリー小説には殺人事件が必須と

思っているかもしれませんが、

人が死ななくても、ミステリー(謎)はいっぱいありますよね。

 

そんな、謎を見事に書かれた、

東野圭吾さんの

『秘密』

をご紹介します!

 

 

 

映画化もされた、『秘密』の作者とあらすじ

 

 

東野圭吾さん、超有名でファンも多いですね。

私の周りにもいっぱいいます。

 

端正な顔立ち、渋い声、高身長、

天は二物を与えたか!となっちゃうような人です。

 

 

今でこそ流行作家ですが、実は『秘密』を出すまで、

ヒット作に恵まれなかったそうです。

 

それだけ苦労されて、この名作を世に出したのですね。

いやー、これがおもしろいんです。

 

世の中には、「東野圭吾なんて」という人もいるみたいですが、

『秘密』についてはつい膝を打つことになるかもしれませんよ。

 

 

さて、簡単なあらすじを、ネタバレしないようにご紹介します。

 

 

主人公は四十手前のパパさんです。奥様と十一歳になる娘がいます。

そんな仲睦まじき三人が、事故でガラッと変わってしまいます。

奥様が亡くなってしまったんですね。娘さんは生きてます。

 

ですが、娘さんの身体に、奥様の心が入り込んでいるのです。

 

え?

もう一度、言い換えますね。

死んだ奥様の魂が、娘さんに乗り移っているのです。

 

ただでさえ、愛する奥さんを失ったショックに、

私はここに生きてるわよ、なんて、

 

娘の姿から言われたら、どんな気分になるでしょうか?

私は髪の毛掻き毟ります。

 

そして月日は流れていくのですが、

娘の外見で、奥さんはとんでもないことを言ったりします。

 

そこがまたリアルなんです。

どんなことを言ったかって?

書けません。

 

でも、夫婦の営みができない以上、その発想が出るのはある種必然、

それでもすがた娘だから!となっちゃいます。

 

 

ここで終わらないのが東野圭吾さんですね。

二転三転して、衝撃のラスト。

 

ミステリー読解力の足りない私は、読み終わっても、

「どっちなんだ?」というのがわかりませんでした。

でも、調べませんでした。

 

いつか再読して、わかってやろう、と思っています。

わからないままかもしれないですけれど。

 

 

と、日常生活に超常的な謎が入り込み、

それを世間に隠しながらも葛藤する、

そんなミステリー小説です。

 

殺人事件はないけれど、

密室とかでもないけれど、

そのぶん自分だったらどうするだろう?と考えながら読むことができる、

万人受けのミステリーなのです!

 

 

その証拠か、日本でまず映画化(娘さんが広末涼子さんです)、

そしてなんと、『レオン』などでおなじみの

リュック・ベッソンさんが製作として映画化、

などととんでもないことになっています。

 

(リュック・ベッソンさんはあのセリフを喋らせたいために

制作したのかな?なんてのは邪推ですかね?)

 

 

それほど、『秘密』という作品が持つ魔力が凄まじいということでしょうね。

東野さんもこれで「無冠の帝王」という称号から脱却したわけですし、

 

東野さんにとっても、読者にとっても、ミステリー界にとっても、

大きなターニング・ポイントとなった作品だと思います。

 

その分岐点となる作品です!おもしろくないわけがない!

 

 

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まとめ

 

 

いかがだったでしょうか。

東野圭吾さんというと、流行作家の宿命か、

色々あーだこーだ言われたりもしているようです。

 

 

私が個人的にオススメ!おもしろい小説を書く作家3人を紹介!

 

 

実は筒井康隆先生が「SF作家」として評価されていたりもするんですよね。

 

『あの頃僕らはアホでした』

 

なんてエッセイを書いているので、もし、食わず嫌いの方は、

そのエッセイから読んで、「あー、アホや。アホやわこれは」

 

なんて笑いながら、ぜひ『秘密』を手に取って頂きたいと思います。

ではまた!



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