独特な世界観のラブストーリー「3月のライオン」見所紹介!

   

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「ハチミツとクローバー」で人気を博した、羽海野チカが将棋を題材として
描いたラブストーリー「3月のライオン」

第4回マンガ大賞2011や第35回講談社漫画賞一般部門など数々の受賞を飾り、
アニメの放送やドラマ、実写映画化もされているという
今勢いのある漫画です。

そんな「3月のライオン」の見所を紹介していきます。

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物語の舞台は「将棋」と性別・年齢問わずに楽しめる漫画

まず一つ目の見所は題材が「将棋」と恋愛だけではないので、性別だけでなく
年齢を問わず楽しめるストーリーとなっているところです。

恋愛漫画といえば若い女性が読むことが多いと思いますが、
「3月のライオン」は我が家の夫も愛読するほど性別問わずに
楽める工夫があるのです。

というのも、「3月のライオン」の主人公は17歳のプロの将棋棋士「桐山零」
という男性の目線でストーリーが進んでいきます。

恋愛漫画では男性目線で物語が進むことも少し珍しいですが、なにより
17歳という学生とプロ棋士としての二足の草鞋を履く彼の姿は、
学生としも社会人としてもどちらの立場でも共感しやすいのです。

また、主人公の零は事故で家族を失い生活の中でも棋士としての盤上でも
孤独を背負い、空っぽの状態から失ったものを少しずつ取り戻していく
ストーリー展開なので、最初から恋愛の展開は起こりません。

どちらかといえば物語が進んでいっても、彼の不器用な面がありありと
表現されているので恋の展開はありますが、彼の人生そのものを応援したく
なるそんな物語となっています。

そして題材が「将棋」ということもあり、年齢層も幅広い男性プロ棋士達の
キャラクターが漫画では登場しています。

このプロ棋士たちは実際のプロ棋士達をもとにしているために将棋を知らなかった人も、
知っている年配の男性なども楽しめるようになっていますし、将棋を知るいい
機会にもなっていることから性別・年齢問わずに楽しめるでしょう。

私はこの漫画を通して将棋に研究会が存在していたり、「段」や「級」が存在して
いて厳しい世界であることを知ることができましたので、将棋の面白さも知れますよ。

河の流れのようにゆったりと進む恋物語

二つ目の見所は河の流れのように、ゆったりと進むラブストーリーの展開です。

主人公の零は

「家も無い」
「家族も無い」
「学校に行っても無い」
「友達も居ない」

と義姉に言われているように、最初の場面では生活面でもプロ棋士としても不調が続き
自分を見失いそうになっています。

その為に恋愛どころの話ではありませんし、そもそもプロ棋士としてなるまで
零の師匠として父親のように接してくれた幸田の為に……「将棋」だけの生活でした。

そこに現れた川本家の「あかり」「ひなた」「モモ」の三姉妹。
元気のない零の居場所となる家族のような存在と過ごすうちに、家族を失った
零に温かい気持ちを取り戻させてくれています。

なので零にとって、ヒロインである「ひなた」も恋愛よりも先に
家族として大事な存在になっていくのです。

それに加え「川本ひなた」はにぶい性格もあいまって、零のことを家族として
考えていました。

恋というよりも、家族と言うような存在である「零」と「ひなた」の思いは
河の流れのように少しずつ変化をしていますが、特にひなたが零のことを呼び方が
その時によって違ったりとしますので注意してみてください。

そして二人が家族としてお互いを大切に思う気持ちから、いつ恋心に代わるか
見所が十分ですよ。

それぞれのキャラクターの言葉が心に響く

主人公の「零」には担任の林田先生をはじめ、プロ棋士たちなど様々な人から
気にかけてもらったり、はっぱをかけてもらったりしています。

またヒロインの「ひなた」にも川本家の家族をはじめ、様々な人から大切にされて
います。

二人に関わる人達はただ黙って一緒にいるだけではなく、必要な時には助言や助け舟を
出したりと言葉で伝えてくれていて言葉が心に響きます。

個人的に心に残ったシーンとして、、、


一人じゃどうにもならなくなったら 誰かに頼れ
ーでないと実は 誰も お前にも 頼れないんだ
-chapter.32-

担任の林田先生が零に対していった言葉です。

林田先生は将棋が好きなためにプロ棋士である零のことを知っていますが、
担任の先生として零が一人関わりもなく高校生活を過ごしていることに
気をかけていました。

零は家族を失ってから、一人で「プロ棋士」という舞台で戦い続けてきているので
川本家の三姉妹に会うまでは人との関わりも少なく、誰かに頼るということ
をせずに過ごしています。

だからこそ林田先生は零にこの言葉を伝えたのでしょうが、実際に現実世界でも
この林田先生のいう言葉って大事だなと実感するので印象的でした。

もう一つ紹介したいのがこちらです。


「たすき」ってのは 「期待」だ
なん何百何千と かけられた それは
時に 身動きさえ とれぬ程
重いもので あったが
火だるまになる 恐怖からも 重く

逃げ出せぬように 縛りつけてくれていたーだとしたら 俺は ひょっとして
この「重さ」のおかげで
ここまで逃げずに 来れたとも言えるのか…
ー-chapter.82-

66歳と現役プロの中でも最年長の柳原朔太郎が棋匠戦での言葉です。

人からの期待が怖いと思ったことは少なからず誰しもあるかと思いますが、
プロとして戦い続けてきたからこそこの「期待」が重みとなって
逃げ出すことができずに進むことができるというのは
私の中で心に響きました。

他にもそれぞれのキャラクターがそれぞれ抱えている重み、失ったものを
取り戻すために名言がたくさん漫画の中に散りばめられています。

自分が辛いときに「3月のライオン」を読むことで、優しく包んで応援して
くれるようなメッセージを見つけてみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「3月のライオン」は性別・年齢問わず楽しめるところが十分ありますので、
今まで読んだことがない、また最近読んでなかったという人は是非
また一度手に取ってみてください。



 - 未分類, 漫画