年齢差恋愛マンガ「これは恋のはなし」の見所や個人的感想を紹介!

   

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「あのなつ」「浅見先生の秘密」など、どこか儚げな印象の絵が魅力的なチカ。

ツタヤ書店で漫画の人気ランキングに置かれていたこともある、21歳差の年齢差の
少女と青年の「これは恋のはなし」は、少女漫画のように女性目線ではなく、
主人公が31歳の売れない小説家の男性ということで男性目線で
少女との純愛の物語
が進んでいきます。

 

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21歳の年の差の恋愛「これは恋のはなし」

この作品は、少女と子猫が小説家で人嫌いである青年の家に
迷い込んだところから物語が始まります。

21歳の年齢差ということで、親子ほど年齢が離れている二人ですが、
7年という長い間に様々な感情を抱きながら、お互いが足りないものを
埋めるようにそばにいることがしっくりとくるようになり……。

親子のような関係とも言いきれず、そして恋と呼ぶには早すぎる
そんな感情を落ち着いた世界観で表現されている「これは恋のはなし」。

主人公たちの気持ちが少しずつ揺れ動くような、
そんなゆったりとした恋愛が好きな人にオススメの一冊です。

 

作品紹介

「これは恋のはなし」は、31歳の小説家と10歳の少女という
21歳の年の差の純愛ストーリーです。

孤独を抱える少女は、猫の面倒を見るために、青年の家に通っていると、
そのぶっきらぼうながらも優しい青年に淡い恋心を抱くようになっていきます。

一人気ままに暮らしていたはずの青年のそばに、いつの間にか
21歳も年の離れた少女がいるようになり世話をやいてくれる、
そんなありえない日常がいつの間にか当たり前の「日常」と変わっていきます。

少女は青年の「そばにいたい」。
青年は少女のことを「ほっとけない」。
21歳も年の離れた二人は家族でもなく、友達でもなく……この関係は恋になるのか。

キャラクター

■内海 真一 … 31歳の小説家。若いときには賞など受賞をしていて有名だったが、
30代に入りスランプに入る。

気晴らしにと都会から、祖母から譲り受けた田舎の家で一人暮らしをしていたところ
遥と出会い、遥に対して不思議な気持ちを抱く。自身も暗い過去を持ち、遥のことを
気にかける。

ぶっきらぼうで怖いイメージの青年ですが、遥に対する優しさや外見に似合わないような
可愛らしい一面を見せるなどギャップがあります。

■森本 遥 … 10歳の小学生。複雑な家庭環境にあり、年齢以上に大人びていて、
無口で儚げな雰囲気をもつ少女。

捨て猫を面倒見るために、真一の家に出入りするようになり、真一への
淡い恋心を抱くようになるが年齢差を感じて「早く大人になりたい」と願うようになる。

21歳の年の差があっても健気に真一のことを思っていたり、嫌がらせなどに屈しない
精神面の強さが魅力的です。

■大垣 薫 … 真一の高校の同級生でもあり、担当編集者。
スランプ中の真一に対して、遥をモデルとした恋愛小説を書くことを提案するが、
子供相手でも関係なく、ずばっと言う性格など冷酷な部分が見え隠れする。

「これは恋のはなし」の見どころ・ポイント

①遥の成長…

遥は10歳の時から家庭環境のこともあって、どこか影があるような大人びた
少女でしたが、真一と出会い、真一の周りの人と関わるようになるなかで、
子供らしさが出て感情が豊かになり笑顔が増えていくようになります。

最初は小学生と思えないような、子供らしさがなく、影がありながらも
儚げな印象がありますが、年齢があがるたびに子供らしさを取り戻しつつも
本当に綺麗に成長していきます。

そして遥は真一に対しては比較的早い段階から好意を持つために、
奥さんだったっけ?と見間違うほど10代から内助の功を発揮していますが、
他の人からの好意などでぶれることなく「ずっと変わらずに-そばにいる」
スタンスを貫く心の強さがあり、その一途さについつい応援したくなってしまいます。

10歳だと恋に恋をしているような時期でしょうが、遥の場合は同級生の
子供達とは違い、20歳以上も年上の男性を年下の少女の立場としてだけではなく、
時には母親のように安心できるような女性のような立場として支えながら
何年も純粋に愛し続け、大人の女性になっていく姿は見逃せません。

②周囲の一途な恋愛模様も見どころ十分…

遥はどんどん魅力的になっていきますので真一と同じように遥を見守り続け、
またずっと好意を抱いている同級生の杉田がいます。

真一とは違って同級生である立場の杉田は、真一に好意を持っていることを
知りつつも、遥の側にいながら思い続け、告白して振られるも、
その想いは変わることなく、そしてそんな杉田を思い続ける詩子。

遥の周りにはそれぞれが一方通行の恋愛なのに、何年も好きな気持ちを
抱えながらも見守り、そばに居続けます。好きな人が他の人を見ているなんて
苦しいはずなのに、それでもそばにいる、それぞれの一途な純粋な愛情
絡まりあい、どうなるのか見どころ十分です。

感想

途中まで「これは恋のはなし」を読んでみると宇仁田ゆみ先生が描く
女性漫画の「うさぎドロップ」のように、年の差が離れていて、
保護者のようなそばにいる男性を好きになっていくという、
家族の絆に似たラブストーリーかなと感じました。

ですが家族の絆というより、真一と遥は21歳の年の差が離れているにも関わらず、
お互いが家族関係に恵まれないことから、どこか二人で孤独を埋めていくような、
寄り添うことがピンとくる関係です。

二人は若い恋愛のように勢いがあるような恋愛とは違い、家族を求めるような
そんな穏やかに自分の感情を育てていく中で、それが恋なのかそれとも
違う感情なのかを考えていきます。

21歳差という年齢差があることで、そもそも普通の恋愛とは違う
二人の関係に、恋になるのかも含めて最後はどのような結末になるのか
目が離せません。



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